えっ!うそっ!
6回でリリーフカーを目にした瞬間、信じられない気持ちで画面を見つめた。
朗希は5回まで、15人中12個の奪三振ペース。
こりゃもしかすると、20奪三振日本新記録を狙えるかも。しかもノーノ―だったので、90球に満たない朗希が5回を投げ、0対0でまさか降板するなんて考えても見ませんでした。
疲れ?
いやいや、どこか体に異変があったんちゃうかな。
この日の試合は結局、0対0の引き分けで終わるのですが、なかなか朗希の降板理由がネットでも表示されません。
吉井監督の談話が入り、ネットトップニュースで明らかになったのは23時過ぎでした。
「ちょっと指にマメができてしまったので。去年と同じようなところにできたので。去年無理して1カ月くらい休んだらしいので、早めに切り上げました」「(朗希から申告が合って)見て、これはやめた方がいいなと思ったので。朗希ももう投げたくなさそうだった。」
納得です。
でも、せめて野手が点を取って、勝ち投手の権利を持って降りたかったなぁ、というのが私の本音です。
◇
この日は試合開始時点でセンターから本塁方向へ、風速17mの強風が吹いていました。私もはじめてZOZOマリンで試合観戦したとき、風速13mの風が吹いていましたが、こりゃー試合に集中するのも大変だなぁ、と感じていました。
それでも、朗希は相手バッターに集中し、驚異の投球を魅せました!
【ジャムJiの目】
風の影響か、はたまた疲れがあるのか。先頭打者(ソフバン中村選手)にしっかり粘られます。10球を要し、最後は四球となってしまい、やや制球に苦しむ感じでスタート。ここから今季のNEW朗希は修正能力が素晴らしい。
2番手、柳町選手をレフトフライに打ち取ると、3番近藤選手をフォークボールで空振り三振、4番柳田選手には161キロのまっすぐで見逃し三振。
いっきにZOZOの風をも味方につけ、圧巻の奪三振ショーとなりました。
【落ちすぎるフォークボール】
朗希のフォークボールは、まっすぐの速さと同等以上に評価されていますが、この日のフォークボールも、ナイアガラのように落ちまくります。指に引っかかってベース手前でワンバンするいまいちのフォークも点在していましたが、空振りをして体制を崩すソフバンの打者を見ると、朗希のフォークは、ボールが目の前で消えて見えるのではないでしょうか。
【ギアチェンジの見られたストレート】
今日の朗希は、相手打者に、まっすぐを意識させての変化球取り、の投球に見えました。今日のまっすぐの球速幅は155km-161kmで(平均158.4キロ)、ペース配分を考えながら、ここぞという場面では、渾身の161キロを何度も投げ込みました。
子どもの日の今日、17番のゼッケンを背負った子どもたちは、口々に朗希の魅力をボールの速さと言っており、前回、165キロが4球も表示されたことを思うと、161キロは、やや抑え気味だったかもしれません。(豆の影響があるかも)
《今日のストレートの球速とその数》
・161km/h ‥ 7球
・160 〃 ‥ 6球
・159 〃 ‥ 12球
・158 〃 ‥ 10球
・157 〃 ‥ 6球
・156 〃 ‥ 5球
・155 〃 ‥ 3球
※未表示2球あり 全46球
【切れのあるスライダー】
今季の一番の進化はスライダーであると、このブログで何度も伝えてきまましたが、今日も89球の投球の中で、スライダーは12球投げています。
解説者が「今のフォークは良く落ちま‥(スローを見て)いや、スライダーですか。すごい曲がりを見せましたねぇ」と表現するぐらい、スライダーは切れていたように思います。
ただ、今日はフォークもそうだったように、スライダーもワンバンするボールがあり、キャッチャ泣かせだったかもしれません。
◇
まあ、【ジャムJiの目】コーナーを、こんなに事細かく書かなくても、実際の映像を見れば、朗希の球質について分かるのですが。笑
これで2試合勝利が付いていません。
これがちょっと残念ではありますが、たとえ勝ち星が付かなかったにせよ、彼の投球の
凄さはだれもが認めるところなので、よしとしましょう。
これまで、金曜ローキショーとして、きっちり中6日を守って先発してきましたが、今回の豆の影響がどれほど出るか、ちょっと心配です。
できれば、中9日までには元気な姿を見たいものです。
ではまた(*^^)//
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