ZOZOマリンでの対オリックス戦。サンデー朗希の今季２試合目の登板でしたが、１、２回の朗希は不甲斐ない投球ばかりが目立ちました。
まっすぐは走らない‥（ストレート平均球速 1回155.0キロ 2回153.1キロ）
まっすぐが上に抜ける‥
まっすぐを狙われて痛打‥（1回2番打者）
フォークは見逃され四球（2回7番打者）、まっすぐは思うところへいかず連続四球。
こりゃー大量点に繋がるのでは‥
それがそれが—
ー ３回死球後ふっきれたのか、それとも変化球投手として覚醒したのか‥
終わってみれば、7回3安打2失点、9奪三振で今季初勝利。プロ入り最多111球の粘りの投球で幕を閉じました。
野手のおかげもありますし、澤村投手の好調さが光っていました。また、新守護神の横山投手、危なげなかったですね。うれしかったです♪
【ジャムJiの目】
1.2回こんな悩んだような投球をする朗希を見ることはめったにありません。明らかにまっすぐがいかないなぁと感じている表情。また、フォークは落ちの悪いもの、ワンバンドするもの（佐藤捕手落としすぎ）が混在し、思うように制球できず連続四球や死球‥
それでも、試合を壊してしまわないのが朗希であり、次の引き出しを見つけるNew朗希がそこにいました。
そう、スライダーを軸にしたイメチェン投球を実践しました。
4回安達選手に５球すべてスライダーで空振り三振、６回宗選手にも３球すべてスライダーで１塁ゴロ、７回若月選手に３球すべてスライダーで見逃し三振。まったく新しいNew朗希です！
この日、投じたスライダーの数は全部で30球。全投球の27％を占めました。制球もよかっただけでなく、リズムをつかんだように投球のテンポがよくなり、ストレートも指にかかるようになりました。なんで？
終わってみれば、3回以降ノーヒットで、最速は7回の104球目に出ました。（158キロ）
この変化はオリックス打線に的を絞らせなくなっただけでなく、援護点をもらった朗希に余裕を与え、尻上がりによくなっていく朗希をしっかりと感じることができました。
◇
いつも、ド素人の私が、専門の目があるように（実はない。笑） 朗希の投球を振り返って分析ブログを書いていますが、今日の細かな変化をしっかりと捉えていたのは、解説の清水直行氏でした。
1.2回の朗希を見て、おかしいですねぇ、球もいっていません。マウンドの足元も気にしているのは滑るからでしょうか。球がいかないのでリリース前に、りきんだような腕の振りをしています。また、投球後の左足が付いた後のバランスもよくないですねぇ。
こんな見取りをしていました。
それが、3回から、バランスが良くなり始めたこと、スライダーの制球の良さからまっすぐまでいい感じの軌道になってきたことなど、いち早く察していました。
◇
今日の朗希について、マスメディアやSNSでは投球の幅と省エネ投球について評価する声が多かったです。１年間ローテを守ること、長いイニングを投げる目標が感じられた、という内容が主でした。
確かに、吉井監督自身も、投球の幅が大きく広がったこと、１３０球ぐらいは楽に投げられることを伝えていました。
わたくしジャムじぃは‥
複雑な心境です。
朗希にはまだまだかわすような投球をしてほしいとは思いません。
１６０キロ以上の圧倒するストレートを投げて、相手をねじ伏せてほしいといつも思っています。
確かに、今季は１年間ローテを守ることが最低限の目標かもしれません。また長いイニングを投げて持久力をアピールしないとメジャースカウトに認めてもらえないのかもしれません。
でも私は、せめてここぞというところはギアをあげ、１６０キロ以上のボールを投げてほしいと願っています。それが朗希であり、令和の怪物たるゆえんだと思っています。
※この日最速１５８キロを計測した時、帽子がポロリ。ギアを上げました！
今季終了後にメジャー行きをうわさされてる朗希。私は行ってほしくはないのですが、本人が望むなら応援していく気持ちは変わりません。ただ、あの圧倒的な完全試合をLiveで見てしまった以上、どこかでその再現を求めている私がいます。
そんな投球をして、そしてロッテを優勝に導いてほしいと心から願っています。
◇
この日のヒーローイン、笑えましたねぇ～(*^_^*)
「最近あんまり球が速くないので…あんまり疲れてないです。150台しか出なくなっちゃったので、まだまだ投げられると思います」
「１年分の援護点をもらえました」
朗希ってこんなにも冗舌でユーモアあるんですね。またまた好きになりました(*^_^*)
ではまた(*^^)//
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