私の前回のブログを見て奮起してくれたのだろうか。笑
前回のエスコンでの朗希とは全く別物の朗希だった。
3安打1失点の好投も勝利はつきませんでしたが、最速162キロ(今季Max)、12奪三振(今季最多)の朗希らしい! 怪物的な姿を今季初めて見せてくれました!
【ジャムJiの目】
4回にヒットを打たれるまで私は、今日の朗希はノーノ―ぐらいするんではないかと思うぐらい、調子がよく感じました。前回の朗希とは全く別人で、これぞ本来の佐々木朗希と思うような圧巻投球でした。
★走るストレート!
まずはストレートが走ります。2回に今季最速162キロを記録するのですが、この日160キロ越えはなんと12球。過去6試合で160キロを超えた試合はたった1試合だったので、どうしたの?と不思議に思うほどでした。
試合前のコメントで「前回の投球が不甲斐なかったので、最初から全力でいきます」とあり、最初から飛ばす投球を心がけていた通りの展開で、かえって球数も少なく8回まで投げ、これまでの、のらりくらり投球より、よっぽどいいと本人も気づいたことでしょう。平均球速が158.3キロと過去の6試合より3キロほどアップしただけでなく、高めの威力が抜群でした。また、今季あまり見なかった左打者内角にいっぱいにズバッ!ときまるまっすぐも圧巻でした。
★落ちるナイアガラフォーク!
この日、フォークの落ちも素晴らしく三振の山を築きました。(フォークで9個、真っすぐで3個) ZOZOマリンだったから、と言われますが、それほど風はなく、ベース上で落ちるという制球力が光りました。
★コントロールされたスライダー!
全体の25%を超えるスライダーの多投は、今季の大きな特徴ですが、この日はストライク先行が多く、初球にカウントが取れてとても有効でした。日ハムのバッターがストレート待ちをしていたところに裏をかいたようにスライダーを投げてカウントを稼ぎました。ただ、甘い球が多く、狙われたら‥と思うとちょっと怖かったです。また、今日の解説者の有藤氏は「今日の朗希なら裏をかかず、ど真ん中のまっすぐで勝負できるのに」と伝えてました。同感です(*^_^*)
何がこれほどまでに朗希を変えたのか!?
まず第一に、ホーム球場のZOZOマリンが彼の力を助長させたことは間違いありません。風はあまり吹きませんでしたが、マウンドの傾斜や固さは慣れた球場であったことは間違いないでしょう。
第二に、彼が試合前にコメントしていたように、初回から飛ばすという意識が、功をなしたのではないでしょうか。これまでの長いイニングを投げようという意識よりも結果的に球数が少なくなり、この日の投球は、彼を良い方向に向けたと確信しています。
投球フォームに変化はあったのか。
マニアックなところになりますが、この日の投球は、投げた後に着地した左足に体重がしっかり乗っており、あまり一塁側に傾きすぎない良さがあったと考えています。
図で説明しましょう。
朗希は投げた後、左足を軸にコマのように回転するのですが、制球の悪いときは図の矢印側に思いっきり軸が傾きます。上の図は、フォークを投げた後の左足の傾きですが、垂直気味に立っており、体重移動がしっかりできて重さが乗っていると考えらます。これは体の開きとも連動してくる部分なので、朗希自身が、こういった部分を修正して、投球に臨んでいたのではないでしょうか。
よい部分が目立ったこの日の朗希ですが、課題が無いわけではありません。
ランナーを背負うとよく走られました。この日は、盗塁を刺す佐藤捕手とショートの連携がお粗末すぎて見てられませんでしたが、走ると感じたときはけん制も大切かもしれませんが、フォークのキャッチ後ではリスクが大きすぎます。ボールの球種選びももう一歩考えるとよかったのではないでしょうか。
◇
それにしてもこれだけの投球をしても勝ちがつかない野手の得点力に悩みますね。
1失点で勝てないのなら、完封するしかありません(* ̄ρ ̄)
朗希ならできます。できると思います。できるでしょう。
野手が打てないのなら0点に抑える気迫でがんばってもらいましょう。
私は次の試合が大切だと考えます。
金曜ローキショーなら、次の24日はいよいよ首位ソフバン戦です。ここで同じような投球をすれば、朗希の評価はこれまで通りの高い評価に繋がっていくことでしょう。
次はなんとしても4勝目が欲しいです。
ではまた(*^^)//
★1位をありがとうございますm(__)m
★パTVさん、勝てなかった試合でも話題にしてくれてありがとう!