ロッテ新時代~佐々木朗希応援Blog

令和の怪物と称された佐々木朗希。そんな彼を心から応援したい思い、ブログを開設。ロッテのエース、いや球界のエースを目指してがんばれ!

【特集】佐々木朗希、夢の170キロを目指して

背番号17には、球速が夢の170キロを目指してほしいという球団の願いが込められている。

佐々木朗希本人も、昨年12月30日、この17番の背番号が発表されると、球速は自分の一番の長所と思うので、そこ(球速)は一番を目指して頑張っていきたいそう、答えた。

 

それから4ヶ月経ち、5月16日彼はプロのマウンドの公式戦で投げ、27日には甲子園で初勝利をあげた。

この2試合公式戦での最高球速は154km

ネットでの声は、

・なんかロッテに入って小さくまとまってしまったのかな。

・制球を気にしているからスピードでないのかな。

・160キロなんて、もう出ないんじゃないの。

などと、ややがっかりした声が少し見られた。

ふつうの投手なら、154キロでも十分な速さなのだが、最速163キロの触れ込みでプロ入りした佐々木には、仕方のない評価であったかもしれない。

 

           ◇

 

今から2年前の2019年4月。18歳以下によるU18W杯(8月開幕、韓国)の高校日本代表1次候補による研修合宿が行われ、そのときに出た球速が、一躍彼を時の人にしてしまったのである。

合宿2日目の4月6日、実戦形式練習中、日米12球団、約50人のプロ野球スカウトが視察する中、2番・内海(横浜)への3球目だったという。中日のスカウトのスピードガンに「163」の数字が表示された。これだけではひょっとして、機械の誤作動かも、と思われたが、他球団の複数のスピードガンでも160キロ超を計時。そのためにこの163キロは認定記録となった。

高校3年生の163キロは、エンゼルス大谷翔平が、高校3年当時、花巻東高(岩手)時代に記録した160キロを3キロ上回る高校最速記録として認定され、プロのスカウトは当然ながら、野球ファンのだれもが驚嘆せざるを得なかった。

 

しかし、これだけの速さを出すということは、常にひじの怪我との背中合わせ。怪我のリスクが常にあることを、当時、岩手大会決勝で佐々木朗が投げないことに対して、多くの物議があったが、監督はこのことを重々理解してのことであったに違いない。

 

筑波大学の運動力学分析では、プロ野球の投手の肘の内側副靭帯には、平均で64Nm(ニュートン)の負担がかかっているという。靭帯は34Nmの力でも切れることが分かっていることから、投手らはすでに限界の2倍ほどの負担を背負っていることになる。実際、球速が145キロを超えると故障率が大きく跳ね上がるという研究結果もあり、それそうとうな練習と体作りをして靭帯を適応させるトレーニングをしないと、速球投手はすぐに限界が来てしまうことを言っていた。

 

そのことは、アメリカで科学トレーニングを学んだロッテの吉井コーチは、だれよりも理解しているはずである。

じぃは、佐々木朗がロッテに入って本当に良かったと思っている。

プロ2年目の佐々木朗であるが、彼の投げる2試合の公式戦での解説者の言葉でよく出て来た言葉がある。それが、

「力感がなく、球がきてますね」

の言葉である。

力感が無い=力んでいない。脱力的投球。全力でない。など、いろいろと意味はとれるが、今、公式戦で投げる彼の投球は、全力でないことは間違いない。

ロッテ首脳陣は佐々木朗がリミッターをはずせば、160キロは出せることをよく知っている。しかしそれは、彼の腕の寿命を縮めてしまい、なんのメリットもないことを理解している。線の細い佐々木朗に、1年間、じっくり体を大きくすること、体幹トレの大切さ、バランスよくボールを投げること、筋肉をつけることを指導してきたのではないだろうか。

 

           ◇

 

ブログ読者の皆さん。

全国の野球ファンの皆様。

160キロ越えを期待するその思いは分かります。

でも、この1年間はあまり期待しないでください。いずれ彼は160キロを連発し、大谷の165キロに近づきます。そして大谷を超える日が来るかもしれません。

 

公式戦ではないですが、彼は昨年5月、チームのシート打撃で、実際、マリンスタジアムで160キロを計測しています。その動画をご覧ください。

www.youtube.com

このときは、先頭打者にホームラン打たれて熱くなってしまったと言っています。

だから、公式戦でも熱くなると出るかもしれませんね。(笑

まあ、吉井コーチから熱くなってはいけないと言われているでしょうが(*^_^*)

 

          ◇

 

実際、彼の体形や投球フォームを分析すると、いったいどれだけのスピードが出る可能性があるのでしょうか。

令和の怪物は「人類最速投手」になれるのか――。との提言で、大船渡・国保陽平監督の恩師でもある筑波大学:川村卓准教授は、動作解析での分析で、近い将来、170キロ到達の可能性を明言したと言われています。

その分析を、じぃなりに分かりやすく解説してみましょう。

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動画を基にした棒人間の映像ですが、②で左足を高々と上げている姿がとても素晴らしいようです。「この姿勢が全てと言ってもいい。一切ぶれないし、右足に完全に体重を乗せている」と、川村教授は絶賛しています。③では、「上半身に力みがなく、脱力感がある。これは大谷投手にもない高等技術」と言っています。いわゆる力まない投球なのでしょうね。大学の野球部を指導する立場の川村准教授ですが、選手に「力を抜け」というのがとても難しいと言っています。佐々木朗希は「脱力」から一気にパワーを開放するタイプらしい。
④⑤では右股関節に体重を乗せながら、肩は水平のまま体重移動をしていて、前田(ドジャース)タイプの投げ方に似ていて、右肘が上がりやすいという。そして「⑥では踏み出した左足もぐらつかず、なにより➇の右腕のしなりが素晴らしい」とのこと。

下半身の力が上半身そしてボールへと非常によく伝わる理想的な投げ方らしいのですが、170キロへ近づくためには当然、課題がないわけではないようです。
課題について川村教授はこう表現する—「下半身主導のフォームでリードするのはいいが、上半身の強さが組み合わさなければいけない。現在のフォームでは、⑦でボールを持つ右手が頭から離れていて遠心力がかかる。それだと力が外に逃げるてしまう。コンパクトに体に巻き付くよう腕を振るといい」というのが課題のよう。さらに⑩の投げ終わった右腕が、ムチのように体に巻き付くのが理想のようです。
最後に、准教授は「大谷投手の上をいく可能性もあるし、ポテンシャルはとてつもない。未完成ながらこれだけの数字を出す。完成したら、いったいどれぐらいのボールを投げるのか」と准教授自身が期待しているといった感じです。

 

なるほど、この左足を大きくあげるフォームが、球速の出る礎(いしずえ)だったのですね。今後ますます、この足を高く上げる姿に魅了されてしまいそう(*゚o゚*)

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最近、この応援ブログをはじめた私にとって、彼の登板が楽しみでなりません。

彼の投球は夢がいっぱい詰まっています。

ちなみに、現時点の「世界最速」はメジャーでの105・1マイル(約169・1キロ)だそうです。まだ170キロ行ってないのですね。動作解析システム「スタットキャスト」が導入された15年以降の数字で、チャプマン(ヤンキース)とヒックス(カージナルス)がマークした球速だそうです。

 

今後、まだまだ先ではあると思いますが、佐々木朗がいったいどこでリミッターを外すのか、それを考えただけでもわくわくします。

もし、大谷を超える日があり、170キロを超す日がくれば、このブログでしっかり足跡を残していきたいと思います。

 

次の登板は、6月8日~10日あたりと言われています。

8日なら、ヤクルト奥川との直接対決が見られるかもしれません。

 

ではまた(*^^)//

 

1位をありがとうございますm(__)m

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