ロッテ新時代~佐々木朗希応援Blog

令和の怪物と称された佐々木朗希。そんな彼を心から応援したい思い、ブログを開設。ロッテのエース、いや球界のエースを目指してがんばれ!

6/11 イメチェン朗希!8回3安打1失点勝ち付かず

疲労を考慮して、中1日スライドし、いつもの!?サタデー朗希が帰ってきました。

朗希のマリンスタジアム、デーゲームの印象はすこぶる高く、この日のDeNAとの交流戦に胸が高まりました。

しかぁ~し、なんかいつもと違う印象。

なんか物足りねぇ~って感じ。

 

ダメですよねぇ~。

 

どうしてもあの完全試合(4/10)してしまった投球や、まっすぐの平均球速が161.1kmのソフトバンク戦(5/20)が彼に対する私の基準的な見方になってしまっていて、この日の打たせて取るような投球が、物足りないと感じてしまいました。

きっと、木村Pコーチから、腕の振りがMAX感覚にならないように抑えて投げる支持があったのでは― とみています。

それでも、彼を分析する解説者たちの評価は、決して下がることなくスライダー多投についての評価は高かったです。

ジャムJiの目

2回、牧選手に130キロ台のカーブをライトに運ばれました。確かに甘く入ってきたカーブではありましが、これは牧選手を褒めたいと思います。全投球に対して3%未満のカーブを待っていたとは考えられず、その前2球、158、156kmのまっすぐを見送り、球速差20キロのカーブを即座に対応できる牧選手の対応力に脱帽です。

この日94球投げた中でのまっすぐは48球で、平均球速は157.8キロ。それでも160キロ越えは8球あり、いつでも投げられるでは、と思いながら見ていました。球質はシュート回転や抜ける球もちらほらあり、良くも悪くもなく、体はやや重いといった印象。

その中で、これまでになくスライダーを多投しました。

この日投げたスライダーは20球で、全投球の中で21.3%ありました。これは、これまで10試合での投球率が4.2%だったことを考えると、完全な新スタイルの投球だったことが伺えます。これについては、試合前に試してみようと思ったのか、試合中、松川捕手と会話を交す中で増えていったのかは分かりません。ただ、朗希自身「フォークがあまり良くない中で、スライダーは効果的だったと思います。」とその手ごたえを感じています。

私自身も、このスライダーの比率が増えることで、打者の選択肢が増え迷いとなり、打取れる率が上がるのではとみています。

実は、朗希のまっすぐの速さばかりが注目されていたため、スライダーについては印象が無いように見えますが、高校時代はかなりの率で多投していたようで、プロに入ってのはじめてのキャンプで、スライダーが曲がる!と吉井Pコーチが絶賛したというコラムがあります。「朗希のスライダーは魔球

また、キャッチボールをしている動画で、やばいスライダーを見ることができます。

このように、元々スライダーの評価が高かったのですが、それ以上にフォークの切れが良すぎたということなのでしょう。

ただ、私自身としては、スライダーで三振を取るのは気持ちがいいのですが、ちょっと芯をはずしてゴロを打たせるのは、物足りなさを感じてしまいます。やはり剛球投手として名を刻んでほしいというのが本音です。

 

           ◇

 

さて、この交流戦後、朗希が登録抹消になりました。

これについては擁護意見の方が断然多いのですが、少なからず"過保護すぎないか"という意見もあります。

朗希ファンのあなた。ロッテフアンのあなた。どうお思いでしょうか。

私は、登録抹消が妥当だと考えています。

運動力学を語る筑波大の川村准教授は、150キロを投げる投手と160キロを投げる投手では、体にかかる負荷は全く違い、腕、肘の怪我のリスクが各段に上がると言っています。そういった意味では、少し体を休ませるこの登録抹消は、妥当な判断かと思います。

また、この日、疲れが出始めた怪我のリスクを考え、意図的に、やや出力を下げて投球したとするならば、この日の打たせて取る投球は、新たな朗希スタイルとして好意的にみるのが妥当かもしれません。

 

一つ、提案したいことがあります。

佐々木朗希は、プロに入ってきたとき、一番の目標を"沢村賞"を取ること、と言っています。私は、この沢村賞の15勝というのがとても気になって仕方ありません。勝ち星は投手がどれほどがんばっても、取れないことがあるからです。この日も失点1なのに、朗希は勝てていません。何度も1点取れるシーンがあったのですが、ここぞというときに凡退。野手陣に対して歯がゆい思いMAXです。こんなチーム状況で、15勝なんて絶対行きませんよね。

ある投手が「勝ち星は野手とのからみもあり、運もあってあまり気にしていません。それよりも、防御率は、投手の頑張りがそのまま出る数値なので、これを一番でいたら、とても名誉なことです。」と言っていたのを思い出します。

NPBでは、まだまだ勝ち星の数が、先発投手の最も高い評価として見られ、15勝が沢村賞の最低基準のような扱いをされていますが、この基準を見直してもらえたら、と考えています。

メジャーのサイヤング賞を例にとると、18勝の投手が取れず、10勝の投手が獲得する例があります。これは防御率をもっとも重要視しているからです。

20勝投手よりも、防御率1点台に最大の賛辞を与えませんか。

個人的には、朗希には、今季奪三振王を一番狙ってほしいタイトルです。だから、5奪三振はちょっと、いえ、だいぶ物足りません。

まだまだ、打たせて取るスタイルに変えてほしくはありませんね。

 

ではまた(*^^)//