ロッテ新時代~佐々木朗希応援Blog

令和の怪物と称された佐々木朗希。そんな彼を心から応援したい思い、ブログを開設。ロッテのエース、いや球界のエースを目指してがんばれ!

【特集!】朗希の開幕からの”無双すごみ投球"はいつまで続くのか。

佐々木朗希のメディアや野球関係者、ろー信(朗希信者)のうなぎ登りの評価があとをたたない。

先日4月21日、ソフトバンク戦(ZOZOマリン)7回3安打無失点8奪三振と危なげない投球で、開幕から無傷の3連勝となった。これで、連続無失点イニングを20回に伸ばし、シーズン初登板から無失点での3戦3勝は2007年の高橋尚成(巨人)以来、16年ぶりということである。

海外も含め、朗希の評価はメジャーでもすでにデグロム級とされ、今、時の人である大谷の上を行くであろうという声に、ジャムじぃ、まだ3試合を投げたばかりで、もう少し今後の投球を見て、冷静な評価をすべき、と考えている。

 

プロはそんなに甘くなく、絶対に打たれるときはあるからである。

 

彼は、WBCで投げ、一気に評価を上げた。一皮むけたと表現する方がよいかもしれない。それは間違いに無い事実であるし、私は、これまであまり見なかった試合中の彼の喜怒哀楽の表情を見て、このプロでやっていく自信がみなぎったのだろうと分析する。

吉井監督の言葉を拾ってみた

先日の試合では、「4回に、レバーをぱーんと上げた感じがした。ゲームを動かす投球ができるようになってきた。(コーチどきの)ダルビッシュがそういうことをできる投手で、何も考えずに楽しんで見ていられた。朗希もそうなりつつある。よりすごみが出てきた」と絶賛だった。

とくに開幕から投げるスライダーについては、その球質の進化ぶりついてのコメントが目を引く。

これまで、吉井監督は、過去、筑波大学大学院で専門的にコーチングを学んでおり、その指導理論と、メジャーのように投球を数値化して分析する重要性、そして選手に上から押し付けるような助言はしないことが信条の監督であり、私は絶大な信頼をしている。その彼が、前回の試合後、「わしが教えたスライダーはプーだったけれど、ダルに教えてもらったのは良い感じになっていますね。悔しいけれど。まだ確率は悪いんですけれど、良いボールで武器になると思うので使ってほしいなと思います」と語っていたのが印象的だった。

朗希は、侍ジャパン合流後にダル有投手(パドレス)から、投げる感覚や握り方などを学んだとされる「ダル直伝スライダー」については、多くのマスメディアが取り上げている。吉井監督も、WBCから帰国後に、その球質の変化に太鼓判を押したという。

 

黒木投手コーチの言葉を拾ってみた

このダル直伝スライダーについて、黒木コーチは「まず、変化が鋭いです。精度が高いか低いかは、まだまだなんですけれど、曲がりが鋭いです。おそらく左バッターの膝元にいったらボールが消えるんじゃないかな。軌道も変化量も変わってきています」とし約1カ月半での進化に目を丸くしたうえで、大きな戦力球になることをを確信していた。

黒木コーチが投手が、佐々木朗希を目の前にしたとき、この選手はとんでもないと、改めて思った」と感嘆のため息が漏れた。

 

初めて彼のキャッチボールを間近で見たのは、解説者だった頃の'20年2月。「足を上げて、踏み出す場所も戻ってくる場所も同じ。160キロを投げるピッチャーが、それだけのことができるのは本当に驚いた」と再現性の高さに目を見張った。

今季、最速165キロのまっすぐにダル直伝のスライダーが加わり、鋭く落ちるフォークを操り、打者を翻弄する彼に、「人が投げられないボールはバッターも見たことがない。真ん中に投げておけばいい。全てゾーンの中で勝負ができる数限られた選手」と感服する。

 

こういった言葉を見ると、令和の怪物、佐々木朗希は、本当に時代の申し子になり、異次元の投球を今後も魅せるのかもしれない。

 

          ◇

 

この3試合終わっての朗希の無双ぶりの投球に、SNSでも賛辞があふれている。

「無双ぶり異次元」「規格外」「打たれそうな気配がない」「開幕24連勝もいけるんちゃうか」etc 2013年に田中将大投手(楽天)が”不滅の大記録”とされる24連勝。これを引き合いに出すコメントまで出現している。

ジャムJiの目

そりゃーろう信(朗希信者)の代表であるジャムじぃからすると、とんでもない記録や歴史に残る記録を刻むのは、言葉にできない喜びがある。あの完全試合、そして2試合連続かと言われた完全試合未遂の試合後、世間の彼に対しての評価は、まさに無双状態で、このままでもメジャーに通用する、と言った声もあった。それでも、3年目の彼の成績は、9勝4敗。防御率2.02で驚くほどの成績ではなかった。すごかったのは奪三振率12.4ぐらいか。(断トツ1位だったが、投球数が規定に達していなかった)

5月以降は疲労度は高くなり、ホームランも打たれ出し、4月がピークであったことは否めない。それを忘れてはいけないではないか。

現在、まだ投げた試合が3試合で、「24勝0敗」に近づけられる唯一の選手であることは間違いないが、まだまだ早すぎると感じる。18勝ぐらい連続でしてるのなら、口にだしてもいいだろう。

一つ、朗希の絶賛の声に水をさそう。

朗希はまだ、1年間ローテーションを守ったことがない。途中でスタミナ切れを起こさないペース配分ができるかが大きな課題である。球場との相性もあり、きっと打たれることはあるであろう。ZOZOマリンは彼の味方をしてくれている。真価が問われるのはこれからである。

ただ、朗希の応援ブログを書いている応援者、理解者として言えるのは、昨年までの朗希とは大きく進化してること。4年目の彼は体もできてきて、この間のまっすぐの球速からも、体力アップとギアアップのメリハリ投球ができるようになった。

 

そして、何よりも自信に満ちた彼の表情が素敵である。

 

彼の残す記録云々より、私にとって、

彼の投げる日が、何よりも楽しみでしかないことは間違いのない事実である。

 

              令和5年4月23日 文責:ジャムじぃ