もしかして、今季、朗希の防御率は、1点いかないかもしれません。
この日、前回3連敗している強いソフトバンクに対して、7回3安打無失点8奪三振で、開幕から、驚異の連続イニング無失点記録を「20」に伸ばしました。
素晴らしいという言葉以外見つかりません。
また、この日、7回までまっすぐの球速は落ちることなく、最速は7回、84/88球目にMAX164キロを計測しました。
9回は不運なヒットもあって流れが悪く、今日の朗希の3勝目が消えることを覚悟しました。益田投手、集中が切れなくて本当によかったです。
最後のセンターフライを見たときは跳び上がるほど嬉しかったです(*^_^*)
【ジャムJiの目】
今日の投球を見ると、完封いけるかも、と思っていたので88球での交代はやや寂しくもありました。7回の渾身のまっすぐを見ると、途中、7回までと言われたのかもしれません。
今日は、どの球種も進化を感じました。
多くのメディアが、試合後、高い評価をしていたのが速さの落ちなかったストレート(49球)にあります。
実際に、スポーツナビの表示されたデータから、球速を数値化してみました。
1回(7球)‥平均球速162.1km/h
2回(5球)‥ 〃 161.4km/h
3回(9球)‥ 〃 160.0km/h
4回(8球)‥ 〃 162.0km/h
5回(5球)‥ 〃 161.4km/h
6回(9球)‥ 〃 159.8km/h
7回(6球)‥ 〃 161.5km/h 全平均球速161.1km/h
まさにスタミナが十分。ほとんどが160キロ越えで後半も衰えませんでした。
本人もヒロインで話していた通り、スタミナの配分を考えていたということですが、素晴らしいスタミナでした。その中で、私は、高めのまっすぐが、とても威力があったように感じました。
また、今日の投球で、素晴らしかったのはフォークボールです。
今日の彼のフォークは、全部で27球投じていますが、そのうち8球が149キロを記録していました。朗希の投げるフォークはスプリットではありません。すとーんと落ちるフォークボールなのです。NPB投手のまっすぐの平均球速が145km/h辺りなので、彼のフォークがいかに速く、すごいボールであることが頷けます。
そして、今日のフォークの評価どころは、投げ分けにあります。
低めのフォークを、佐藤捕手がなかなかうまくキャッチングできませんでした。その不安もあってか、朗希はストライクゾーンでのフォークを多投し、高めのボールに感じた打者は見逃していました。フォークをしっかり投げ分ける器用さが素晴らしかったです。
さらに、前回の投球から、めきめき評価をあげているのが、第2の変化球、スライダーです。
ダル仕込みスライダーとも言われ、この日15球投げるのですが、右バッターにとても効きましたね。三振も取れるようになりました。このスライダーの球速もびっくりで、平均が142.9キロも出ており、MAXは146km/h出ていました。スライダーですよ。ボールをこすって投げてこの速さはちょっと規格外ではないでしょうか。
私は、このスライダーの制球力をもっと高めていけば、朗希の投球に、全くスキが無くなるものと確信しています。
パTVさんは、朗希のこのスライダーに注目していました。
◇
ちょっと余談になりますが―
3回が終わったあと、朗希は、ベンチで黒木コーチと何やらコミュニケーションを取っていました。
何かの確認でしょうか。それとも、行ける所まで全力で投げていい、というような内容でしょうか。この後の4回の投球は、さらに躍動しているように見えました。
◇
この日のように、野手のがんばりや抑えの踏ん張り、球場との相性もあるかと思いますが、今後、朗希が中6日を守って、ローテ―の1つを任せられたら、18勝はするのではないでしょうか。
この計算は、1ヶ月3勝して一つは負ける計算です。
よって、今日の投球を見て、私は、18勝6敗が彼の成績になると予想しました。
この成績なら、ロッテチームは優勝争いの中に入っているものと期待しています。
甘いですかぁ~。いけますよね。
さあ、明日、あさって、ソフトバンクに前回のリベンジを果たしましょう。
ではまた(*^^)//
★祝3勝ハーラートップ!