先週の完全試合の余韻がまだ冷めやらない中、松川虎生(こう)捕手の能力、存在感を評価する記事が次々と出てきています。
これまでも、朗希のすごさを伝えるパTVの動画コメントには、毎回、松川捕手へのコメントも混在し、「なんという素晴らしいキャッチング!」「160キロをピタ止め!」「あの落差のあるフォークをらくらくキャッチ!」「ワンバンも全く後ろにそらさない!」などの書き込みが後を絶えません。どっしりした体と愛嬌のある風貌から、人気もうなぎ登りのようです(*^_^*)
そもそも高卒新人が捕手開幕スタメンになるのはプロ野球史上3人目だとか。当然、完全試合捕手としては史上最年少となります。
☆ある記事で、高校時代のエピソードを知って、すごさを実感☆
彼の名前虎生(こう)は、お父さんが、がっちがちの阪神ファンであったことからつけられた名前のようで、小1から軟式野球をはじめたそうです。
高校2年どきの資料で、身長178cm、すでに体重は100kgを超えてたもよう。キャッチャーはやっぱりちょっと太めの方が安心して投げられる気がしますね。笑
当時、速球派、市立和歌山高.小園健太投手(現DeNA)と同じ2年生で、レギュラーマスクだったそうで、そのときの捕球音が、Sライターの阿部氏の耳には、他のキャッチャーとは全く違っていたと述べています。その記事を紹介しましょう。
―「彼は110キロ台のカーブでも、145キロの速球と同じ「爆音」を響かせていた。 野球の現場で「当て感」という、投球をミットの芯に当てて、投手を高揚させるような捕球音を上げられる感覚が抜群。「捕球」とは、ミットで迎えにいって捕ることじゃない。ミットを体の近くで待ち構えて、ボールを「受ける」作業だ。 ホームベースの隅にきまるカットボールやツーシームも、捕球点できっちりミットを止めて、ストライクに見せている。高校2年生で、これだけ「キャッチング」のできる捕手はそうはいない。 体重100キロでも、捕球後にスッと立ち上がる。動くことに横着しない。ボールを受けてジャッジをもらうと、即、柔らかいスナップスローで返球して、小園投手の軽快な投球テンポに勢いを加える。 ショートバウンドに対する横反応の敏捷性を見ても、大きな体を全くもて余していない。この捕手には、この体がちょうどよいのだろう。」
この文面からみてもすでに松川捕手には、キャッチャーとしての素晴らしいセンスがあったようです。当時、小園投手の全力投球を日常的に受けてきた松川捕手は、佐々木朗希の早い球もしっかり捕球できる基礎ができていたのかもしれません。
さらに、この完全試合の中での松川捕手のすごさはどこに見られるのでしょう。解説者の清水直行氏がこう語っています。
―「やはり大前提として、ストライク先行のほうが絶対に有利です。その意識が松川の頭の中にあるんでしょう。カーブのような緩い変化球でひとつポンッとストライクを取る大胆さ、度胸のよさもある。ファーストストライクをどんな形でも取っていくというところが、しっかりできています。
相手が打つ気満々で、ボールから入らなきゃいけないシーンもあるのですが、その際も普通にボール球を投げさせるのではなく、ストライクからボールになる球で振らせてみたり。そういった観察眼も優れていて、打者をよく見ているという印象です。捕手として必要な、基本的な能力がすでに備わっていることが大きいですね。
あと、チーム戦略部がこれまでに収集・分析してきたものを、松川がしっかりと活かせているように見えます。そうしたデータも交えつつ、松川を"スーパーキャッチャー"に育てていくためのプランを進めているのかなと思います。」
さらに清水氏は、吉田選手に投じたカーブを選んだことに、嗅覚の秀逸性を伝えていました。
―「オリックス打線のなかでもっとも三振しない打者が吉田ですよね。序盤から三振を立て続けに奪って順調にきていたところで、『やられるんだったら、このあたりかな』という捕手としての嗅覚も優れていると思います。試合の早い段階(2打席目)でカーブを決められたというのが最後まで効きましたね。」
このことは、あの火の玉ストレートの藤川氏も言っていました。
この金村氏が解説している動画が一番ジャムじぃはぐっと来ますね。
それでは、 松川捕手のキャッチング動画をどうぞ。
朗希と松川の関係は、もはや、S40年代のアニメ、星雄馬と番忠太の関係なのか。(リアルタイムで見てたジャムじぃはいくつ?)
さあ、明日の日曜日、サンデー朗希が、日ハム打線を相手に投げます。
完全試合のあと、どのような投球を見せるのでしょうか。
ちなみに、過去の完全試合達成者の、次の登板では、負ける投手が6割と多かった模様。
朗希はそんことないのではないでしょうか! 打線さえちゃんと売ってくれたらね。
ではまた(*^^)//