およそ1ヶ月ぶりとなった実践登板。しかもそれがCS開幕の大事な登板となった。
果たして朗希の体の状態は‥
そんな心配を、ぶっとばすかのような素晴らしい快投ぶりだった。
初回にいきなり161キロをマークし、フォークも冴えわたる!
初回、3人目柳田に投じる4球目は、TV画面を通しても朗希の投げる気合の「やーっ」という声が聞こえ、ギータを三振に牛耳った。
三振を仕留めてのこの顔👇
この場面だけでなく、今回4三振を奪い、何度か吠えたのですが、こんな気合をの入った朗希をみるのは、はじめてかも。
私自身がうぉーー!と吠えたのは、3回、甲斐選手に投げた4球目のまっすぐ。
MAX162キロできわどくボールになるのですが、これがすごかった。
実況、解説の方もこのボールを見て、ボールが唸っています、浮き上がって見えるのは目の錯覚でしょうか。バズーカのようなストレート、と感嘆の声を漏らしていました。
これが病み上がりの投球なの?
私の想像のはるか上を行く、素晴らしい投球でした。
なのに‥_| ̄|○
えっ、3回で終わりなの‥_| ̄|○
ちょっとショックでした。5回までは無安打完全ピッチかも、と思っていたので、このときはかなりの落胆感。
でも、チームの勢いをけん引する上では、ものすごい効果のある3回の投球だったと思います。
ナイスピッチ! お疲れさま。と握手する朗希と吉井監督。
★今日の9人全アウトの投球内容です。(提供:やきゅまるさんより)
今日のストレートMAXは162キロで、平均でも159.4キロと球威は申し分なく、完全復調と見ていいのではないでしょうか。
フォークの切れも素晴らしかったです。
【ジャムJiの目】
久々の恒例コラムです。(笑)
3回を投げて41球、被安打0、四死球0、奪三振4、失点0の完全投球。
私は、このような投球になったのは、次の3つの要素があったからではないかと見ています。
1つ目‥満員の球場からの熱い声援
朗希も試合後、言っていますが、登場シーンから球場全体が熱く、すごい力の出る雰囲気だったと言っています。ZOZOの会場雰囲気が、朗希に力を与えました。
2つ目‥ZOZOのマウンド
前回のベルーナでの投球を覚えてますか。マウンドの円が、朗希の投球の歩幅より小さく、平らなところで足が滑って、その後、歩幅を小さくして投げざるを得なかったあの悲しいマウンドを‥。 この日は、朗希の力を常に引き出してくれるホームのZOZOマリン球場。思いっきり彼の持つ力を出すことができたと思ます。
3つ目‥捕手松川の存在
この試合の受ける捕手を、朗希自身が指名した噂されていますが、どの解説者も彼のキャッチングのうまさを誉めていました。1回はけっこう後ろにそらしていたのですが、彼のブロッキングは超一流のようです。朗希は、思い切り腕を振ってフォークを投げられたのも、この日の素晴らしい投球に繋がったと思います。また、打者の弱点を強気で攻めるリードにも高い評価が見られました。
【試合後の朗希の一問一答から】※抜粋
――1カ月ぶりの先発マウンドだったが
「いい形で後ろにつなぐことが出来てよかったと思います」
――大事な試合で先発を託された心境は
「日程的に1カ月くらい開いたので、もちろん不安もありましたけど、あの球場の良い雰囲気の中でスタートできたと思う」
――監督の囲み取材で、いっても3回までという話が出た。その3回をどのようなテーマを持って投げた?
「長い回投げることをいつも意識しているんですけど、そこを意識せずにしっかり自分のできる事を初回からやって。しっかり0点で後ろにつなぐことを意識した」
――ライトスタンドも、レフトスタンドからもファンの声援を受けて投げるマウンドだった
「すごくいいスタート切れましたし、キャッチボールの時から凄い声援だったので、背中を押してもらえたと思う」
――4月以来となる松川とのバッテリーだった
「いいピッチングできましたし、いいリードしてもらえた」
――ファイナルSで投げる意気込みを
「勝ってくれることを信じて、自分の出番が来たら頑張ります」
――体調不良で離脱したが、その間の思いは
「残り試合少なかったので、体調がなかなか思うように良くなかった中で、CS行ったら投げるかもしれないなと思いながら。無理に調整することなく自分のペースで調整できた」
――気合が入っていたように見えた
「いつも通り準備していたけど、ファンの雰囲気が、勝つぞという雰囲気が凄かったので、それに引っ張られる形で気持ちが入った」
――調整がうまくいった要因は?
「感覚も本当に良くなかったので、2日前に投げた時も良くなかった。それでも監督に行ってくれと言われたので。結果は監督のせいにして、そこは自分のベストを尽くすだけだった」
――2年ぶり2度目のCS。(当時と比較して)心境の変化は?
「緊張しなかったですし、その時とも球場の雰囲気も、応援のあるなしで違かったですし。また別物だったかなと思う」
――柳田選手に全球フォークだった
「サイン通り投げました」
――投球内容は
「0で抑えられたのはよかったですし、その中で内容も投げているボールも比較的良かった」
――発熱からの登板の経験は?
「プロ入って体調悪くしたことはなかったので。できる事だけやって、自分のペースで調整できた」
――うまくいかない後半戦だったが、話していた「責任」はどう果たしていく?
「そこは日々の練習でしっかりやりたいなと思って投げています」
――みんながつないでくれたCS
「僕が毎日出るわけじゃないので。投げるタイミングで自分のプレーをすればいいんじゃないかなと思っています」
以上。
きっとファイナルステージに行けば、投げることとなります。
勝敗の展開にもよると思いますが、10月21日と私は見ています。次は5回は投げるでしょう。
この日の、これまでのうっ憤を晴らすかのような投球は、私にも強い活力となりました。
今後のロッテへの応援も熱が入ります。
ではまた(*^^)//
★1位にしてね<(_ _)>